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シン・ウルトラマン [映画]

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ネタバレありますのでお気を付けください。








非難の声もあるみたいだけど、次の2点が重要だと思うのでそこから語りたい。

1.30分のテレビ番組ではなくて映画である。

2.庵野監督はすでに特撮怪獣プロレス映画を作っている。


まず一つ目だけど、30分番組を1年かけて放送するテレビと映画では、作りが全く違ってくる。

だから、昔のテレビのウルトラマンを期待して観に行ったって、同じものが、ブラッシュアップしただけのものが出てくるわけがない。昔のウルトラマンにも映画があったかもしれないけど、それはテレビのウルトラマンありきの作品であって、完全新作映画と全く同じになるわけがない。

二つ目、今作は特撮がほとんどなくてほどCGだし、戦闘も怪獣プロレスは少なかった。ゼットン戦はエヴァンゲリオン対使徒みたいだって意見には同感。個人的には不満である。

でも庵野監督はもう、1983年に!、「帰ってきたウルトラマン マットアロー1号発進命令」という特撮怪獣プロレス映画の名作をを撮影済みなのだ。
やりきった感があったのであれば、あらためて特撮怪獣プロレス映画を撮る意味なんかない。

ウルトラマンの新作は今も作り続けられているわけで、怪獣プロレス映画が見たいならそっちを観ろと。庵野作品がみたいなら過去作を見てくれと。ウルトラマンを今撮らせてもらえるのであれば、やりたいのは、怪獣よりも宇宙人(外星人)との駆け引きなんだ!ということだと思う。

アマチュア作品ではメフィラス星人との駆け引きみたいな映画はなかなか取れませんよね。
(アマチュアで帰マン撮ってるのももちろん凄いんですけど)

山本耕史氏の演技は凄すぎ!

氏は堀北真希氏と結婚した時にいろいろ言われていましたけど、あの頃から一気に株を上げましたよね。

素晴らしいです。

山本耕史でスピンアウト作品作ってくれってツイートを見たけど、私も観たい!


最後にもう一つ上げておきたいのは禍特対(禍威獣特設対策室専従班)の在りよう。

ウルトラマンの科学特捜隊は超科学を使用して怪獣と闘う存在なのに対して、禍特対は何の武力も持っていない。対策を考えて、他者に対応をお願いするだけの組織。

科学特捜隊はウルトラマンの力を借りずに怪獣を倒したこともあるけれど、禍特対は倒すことができない。

でも、ウルトラマンに頼るしかないんでしょ、とか葛藤しちゃうところは同じ。

ウルトラマンと協力して怪獣を倒すところも同じ。


ウルトラマンは成り行きで人間と命を共有することになったんだけど、そこでいきなり「私とあなたはバディなんだよ!」と初対面で言っちゃう長澤まさみに心揺り動かされていたはずなのだ。

誰だって長澤まさみにそんなこと言われたら動揺するでしょ?

ここでも、ウルトラマン(外星人)と人類の駆け引きがあったわけ。


ということで、人類と外星人の駆け引きを楽しむのが、今作だったと思うわけです。

私は面白かった。

予習で前日にシン・ゴジラを見ていたので、政府の面々が再登場したのは嬉しかったですw



人類が作り出した巨大ロボットと宇宙から飛来した謎の飛行物体の闘いをえがいた小説「銀河嵐ダンガロア」を書いておりますので、時間がございましたらお読みいただけると幸いです。
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