SSブログ

イオンは万能じゃない [環境]



スウェーデンでハイテク消火器ができたそうです。

まぁ、水を凄い勢いでぶっぱなすってだけですけど。
それだけならノズル径を細くすれば良いだけの話ですが、勢いが付けばそれだけ反動も大きくなるわけで、この消火器はその制御が素晴らしいんでしょうねぇ。

ただ、この記事で頭をかしげる点が一つ。


また、水とイオン性酸化物の混合液を同様の力で噴射し、鉄製のドアや石の壁を切除することも可能だという。


これがよく分からない。

イオン性酸化物はなにをしているんだ?

別にイオン性酸化物なんか入ってなくても、水圧だけで鉄も石も切れると思うんですよ。
イオン性酸化物ってことは鉄や石となんらかの化学反応を起こしているんだろうけど、どんな原理なのかさっぱり分からない。

水素自動車が実現! [環境]




ハイブリッドカーだとか電気自動車なんかをぶっちぎって圧倒的にエコな水素自動車がなんともう実現。

2013年商用化を目指しているらしいです。

エコカーっぽくない、真っ黒な外観がこれがイギリス人のセンスなのか?と思ってしまいます。
軽量化のためのCNTなんだろうけど、塗装もなんにもしないとは。


日本のマスコミがほとんど報道していないのが、また面白いです。

Happy Birdはなにを飲んでいるのか? [環境]

「水飲み鳥の中身がジクロロメタンに」(気ままに有機化学) 水飲み鳥、あるいは平和鳥 (ハッピーバード) という科学玩具をご存知でしょうか?昔流行ったと思うのですが、今ではネット通販でくらいしか手に入らないようなので、見たことがない方も多いかもしれません。水飲み鳥は、下の動画のように、頭を下げて水を飲んだり頭を上げたりを自動で半永久的に繰り返す装置です。



Happy Bird(水飲み鳥)の中身の液体がジエチルエーテルからジクロロメタンに変わっているんだそうです。

化学に詳しくない方のために説明すると、揮発性の燃焼性の高い液体から、揮発性の健康有害物質に変わったということ。

どこの国のお話なのかは記事からは分かりませんが、欧州っぽいリスクマネジメントだなぁと。

例えば倒れて割れた場合、液体は飛び散るわけですが、その場にどの程度の確立で火があるのか?

ジクロロメタンは健康有害性物質ではありますが、Happy Birdの中に入っている程度の量でどうこうなったりはしません。経口すればもちろんすぐに被害が出るでしょうが、その場合はむしろ、割れたガラスも問題になってきます。

どちらも揮発性物質ですので、すぐに空中に散布されてしまいます。



さぁ、どっちが安全なんですかね?