宇宙世紀の衣服は、天然繊維なのか化学繊維なのかの考察。

当然、石油は枯渇していると考えられ、となると石油由来の合成繊維の製造は困難となる。

植物由来の天然繊維はスペースコロニーの農場プラントでの製造が可能。

遺伝子組み換え技術の発達により、少ない水、養分で大量生産が可能となっているであろう。（太陽光線は無限にある）

現在、遺伝子組み換え技術は種子の飛散等による自然植物への汚染が問題となっているが、閉鎖環境である農場プラントであれば問題ない。

動物の体毛に関しても、遺伝子組み換えとクローン技術の発達により大量生産が可能になると考えられる。



植物から化学繊維（半合成繊維）を製造することは可能であるが、天然繊維が大量生産可能になっていることを考えれば、もう一手間必要な半合成繊維の一般の衣服への使用は限定されたものになるであろう。

半合成繊維の使用は、宇宙服など、特殊な機能が必要なものに対して行われる。

ガラス繊維、炭素繊維等の無機繊維の発達も考えられるが、これこそ特殊用途への使用であり、一般の衣服への使用は拡大しないであろう。



以上より、宇宙世紀時代の一般人の衣服は天然繊維によるものが多いと考えられる。