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ダイナゼノン の感想その2 [アニメ]

感想その1はこちら

物語に終わりはあるけれども、実際には冒険の終わりが来ただけであって、主人公たちの人生はその後も続いていく

なんて当たり前のことをわざわざ書いたのは、この作品はそこがとても自然だったと思えたからだ


怪獣たちとの戦いの最中も、主人公たちの日常が続いていた

母親の恋人の登場にやきもきしたり、お姉ちゃんの死の真相を探したり、無職に甘んじていたり、不登校者はその無職に依存したりしていた

それは怪獣とは関係がない


夢芽が言っていた

「怪獣出てきて戦ったけど私はダイナゼノンやってた時の方が普通なことしてた」

「ロボット乗ったりするのは普通じゃないけどお見舞い行ったりプール行ったりお祭り間に合わなくてみんなで花火したり。もう怪獣出なくなってダイナゼノンを使わないならみんなで会うことも少なくなってそういう普通なこともしなくなるのかな?」

でも、ダイナゼノンも怪獣も関係なくて、真っ当に生きていたって普通なことをしなくなるし、かと思えば他人と手を取り合ったりするのだ

ダイナゼノンも怪獣も関係なく人生は続いていくのだ

物語は終わっていない


最初、続編があることによってこの物語が閉じられていないような気がしていた

感想を述べるのは早計な気がした

でも、物語はちゃんと閉じていた

あまりにも見事に、そしてあまりにも自然に主人公たちがその後の人生を歩き始めちゃったのでそれに気が付かなかっただけだった

それに気が付いて、上手いな、と思うと同時に彼らとの別れに寂しくもなった



続編は普通に楽しみだけど



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